審美歯科・インプラント

審美歯科とは?

審美歯科がどのような治療かご存知でしょうか?意外と知らない方が多いのではないでしょうか。
審美歯科とは、健康的な歯にすることを前提に、もう一歩進んで、美しく健康な歯や歯肉を作ることを目的とした、歯科治療のことです。
歯には機能的な側面と、審美的な側面があり、ともに健康に関して重要な要素です。

ホワイトニング

オフィスホワイトニング

白くしたい歯に濃度の高い薬剤を塗って強い光を当てます。全行程を診療室で行うためご本人の負担はありません。個人差はありますが、薬剤が高濃度のため刺激があり、しみやすい場合もございます。
術後一週間~10日くらいで馴染んでいきますが、ホームホワイトニングに比べると後戻りが早いため1年に1回ほどのタッチアップで維持できます。

ホームホワイトニング

歯型を取って作製したトレーと薬剤を持ち帰ってご自宅で行っていただきます。オフィスホワイトニングよりもしみにくいマイルドな薬剤を用いるので就寝中など手軽にでき、なかなか通院できない方には便利な方法と言えます。
概ね2~4週間で効果が現れ、穏やかでナチュラルな仕上がりになり、後戻りしにくいのが特徴です。

トータルホワイトニング

さらに白さを維持したい方へ、スピードアップも可能です。オフィスホワイトニング1回+ホームホワイトニングの組み合わせです。

ホワイトニングの特長

  ホーム
ホワイトニング
オフィス
ホワイトニング
施術者 本人 医師歯科衛生士
施術場所 自宅など院外 診療室
薬剤の濃度 低い 高い
施術期間 長い
(2~4週間)
短い
(2~4回の来院)
施術一回にかかる時間 2時間 1~2時間
痛み しみにくい しみやすい
施術1回に
よる効果
わかりにくい わかりやすい
継続時間 長い 短い
特徴 ・本人のペースで進めることができる
・後戻りしにくい
・本人の負担がない
・後戻りしやすい

ホワイトニングで白くできないケース

  • ・大きな虫歯がある(程度による)
  • ・知覚過敏がある
  • ・変色が著しい場合や金属による着色がある
  • ・歯周疾患がある
  • ・妊娠中、授乳中の方
  • ・アレルギーがある
  • ・18歳以下の方

元の歯と変わらない、詰め物・かぶせ物

保険治療では一般的に、かぶせ物は銀、詰め物にはプラスチックが使われます。それぞれ安価であるという利点もありますが、治療部位が目立ってしまうという欠点もあります。当院では皆様のご要望に応じて、目立たない素材を提供しております。

オールセラミック
コンピューター制御で作製する、ハイテククラウンです。キュービックジルコニアを母体にしたセラミックで形成されています。金属をいっさい使わないので、より自然な色調再現ができます。また、長年の使用にも変色せず、健康的な白い歯の輝きで、天然歯のような美しさを保ちます。
メタルセラミック(メタルボンド)
一般的な保険のきかない、かぶせものがこれにあたります。色調・形態と共に優れ、唾液の吸収による変色や、口臭の心配もありません。内側を強固な金属で補強しますので、ブリッジなどに適しています。
プレスセラミック(強化セラミック)

プレスセラミック差し歯の例

保険内治療の材質より色調の自然感があり、プラーク(歯垢)がつきにくく、汚れにくいのが特徴です。歯ぐきの黒着色を軽減する効果もあります。
ジルコニアフルクラウン

ジルコニア差し歯の色調サンプル

ジルコニアは人工ダイヤモンドと呼ばれ、金属並みの強度があります。ジルコニアだけで製作するため、白い歯の素材で最も強度が優位に発揮される製品です。しかし、色調は5色しか再現性がないため、ご自身の歯色合わせる場合は限界があります。
セラミックインレー
金属を一切使わないので、自然な色調が再現できます。また、唾液の吸収がないため、長年の使用でも変色することがありません。

インプラントとは?

インプラント(人工歯根)による治療は、歯を失った部分の顎骨をていねいに削り、支柱となるインプラントを埋め、その上に人工歯を固定する治療法です。
インプラントは、顎骨と結合する材質でつくられているので、天然歯とほとんど同じ機能と感覚が回復できます。

従来の治療方法との違いは?

従来からの治療法では、失った歯の修復法として、ブリッジや取り外し式の部分入れ歯・総入れ歯が使われています。しかしこれらの方法では隣にある健康な歯を削ったり、傷つけたりすることがあります。また歯を失ってしまうことにより咀嚼時の機能的な刺激が骨に伝わらなくなり、顎の骨量は徐々に減少していきます。

このような骨の経時的な変化により入れ歯とのフィット感が損なわれてしまうことも少なくありません。インプラント治療は健康な歯に固定や連結する必要がないので、健康な歯を傷つける心配も違和感もありません。インプラントを利用した入れ歯では、顎の骨に埋め込んだインプラントにしっかりと固定されているのでフィット感が長期にわたって保たれ、またインプラントから顎の骨に直接刺激が伝わるので骨量が減少していく可能性も低くなります。

インプラント、ブリッジ、義歯

メリットとデメリット

メリット

違和感が無い
インプラントは、天然歯と殆んど変わらない感覚を再現することが可能である。
耐久性
入れ歯は5年、ブリッジは7年といわれるのに対し、インプラントは状態が良ければ20年、30年以上経っているものも存在する。
良く噛める
入れ歯では満足に噛めないことがあるが、インプラントは強い力が加わっても安定している。固いせんべいでも歯にくっつきやすい餅でも何でも食べられる。
味覚が落ちない
義歯では、噛む力が弱くなったり、粘膜の一部が覆われたりすることで味覚が低下することがある。インプラントでは味覚の低下する要素は見当たらない。
話しやすい
入れ歯が合っていないと発音に支障をきたすことがあるが、インプラントではそのようなことが起こることはない。
周りの天然歯への負担が少ない
義歯やブリッジでは、周囲の天然歯に負担がかかり、結果として残りの天然歯の寿命を短くしてしまう可能性がある。インプラントは、残りの歯に依存することがなく全体の寿命を延ばすことが出来る。

デメリット

  • ・保険が効かないため高価。
  • ・植えるための手術が必要である。
  • ・全身の疾患によっては出来ないことがある。(重度の心臓病、肝臓病、糖尿病の方などは、それらの病気がコントロールされてからでないとできない場合があります。)
  • ・ブリッジや入れ歯より、日数がかかる。

治療の流れ

診査・診断

治療はレントゲン撮影による骨量のチェックを行います。この時点で、骨量の不足や全身疾患のある場合は、そちらの処置を優先します。また、インプラント治療に入る場合には、虫歯や歯周病の治療なども行います。

治療計画と治療説明

十分な診査・診断を行ったうえで、綿密な治療計画を立てて、患者さんに合わせた治療をすすめていきます。治療はインプラント療法のトレーニングを受けた歯科医師が行います。歯科医師から詳細の説明を受けて、少しでも疑問があれば十分に話し合い納得したうえで治療に入ります。また、ご家族と相談される、あるいは、すでに治療を受けられている方々のお話をうかがうことも大切です。

1次手術 インプラント埋入

インプラントは2度手術を行う「2回法」が基本です。 歯を失った部分にチタン製のインプラントを埋め込む手術を行います。手術は欠損歯が1本だけなら30分位で終了します。入院の必要はありません。

治癒期間 骨の結合

インプラントを埋めたら上部を歯肉で覆い、骨がインプラントと結合するのを待ちます。丈夫な骨ができるまで、約3ヶ月から6ヶ月程かかります。この間は1ヶ月に1度の診査を行います。

2次手術 アバットメント連結

インプラントが完全に骨と結合したら、支台部のアバットメントをインプラントに結合します。この手術は1次手術より短期間で行えます。術後、歯肉が治癒するまで数週間待ちます。

人工歯冠の制作

2次手術後の抜糸の隣に人工歯冠を作るための型をとります。これをもとに、歯科技工士が、患者さんの歯の形や色などを決めて天然歯と変わらない人工歯冠を制作します。

メインテナンス

完成したインプラントは、3~4ヶ月に1度ずつ、定期検診を行います。ブラッシングは歯科医師や歯科衛生士の指導のもとで、柔らかめの歯ブラシを使って行います。
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